Radio Control Watch
電波時計の針ずれ[2009.08.15]
電波時計の腕時計(CITIZEN H430)を使っているが、最近時刻が正しくない(45秒ほど遅れている)と感じていた。確認してみると、放送局の時報やもう1台の据え置き電波時計(液晶表示)ともずれていた。
電波を手動で数回受信しても、ずれは変わらない。電波受信時によく見ると、秒針が電波強度を示すH-M-Lの位置から明らかにずれた場所を指していた。
原因は針の基準位置(00:00:00)のずれであった。針式の水晶時計では、静電気や強い衝撃を受ける(心当たりはない)ことで、針ずれが発生するとのこと。デジタル表示であれば、針ずれは発生しないと思われる。久しぶりに取扱説明書[1]を取り出し、基準位置の調整をしたら、正しい時刻を表示するようになった。
今回はずれが1分以内だったので、大きな支障はなかったが、「電波時計はいつも正確な時刻(±0.5秒以内)を表示する」という思い込みは危険であることが分かった。
この腕時計の後継機種では、針補正機能が付いたものもあり、針ずれを自動的に検知および補正できるようになっている。
[参考文献]
- [1]"取扱説明者 EXCEED H43※ EX032", シチズン.
Last Update: 2009.10.17 |
H.Nakao |