NetBSD-2.0 on Palm Top PC110 (2)
PC110でNetBSD-2.0を使う(2)[2005.06.18]
IBM PalmTop PC110にNetBSD-2.0をインストールしたので、必要なアプリケーションをいくつかbuildしてみた。
今回PC110上でbuildできたのは、以下のアプリケーションである。
- perl-5.6.0
- autoconf-2.59
- readline-4.3
- pari-2.1.6
- gp2c-0.0.3pl4
- ratpoints-1.4
- ruby-1.8.2
- gmp-4.1.4
PC110のCPUは浮動小数点演算機能を持たないi486SXであるため、NetBSD-2.0/i386のMATH_EMULATE機能を利用する。
ただし、いくつかの浮動小数点演算命令(SQRTなど)をEMULATEしないので、これらの命令をGNU Cコンパイラが生成しないように、CFLAGS="-mcpu=i486 -mno-fancy-math-387 -O2"を指定することに注意する。
LiDIA-2.1.3をbuildしているが、元々buildに時間が掛かることと、build中にメモリが不足することがあり、まだ完了していない。
XFree86-4.4.0も起動時に致命的エラーが発生するため、まだ動作していない。
PC110上でXFree86-4.4.0を動作させた例(XF86Configの設定例)をGoogleなどで検索してみたが、見つけることができなかった。
[2005.07.02追記]
LiDIA-2.1.3については、メモリ(swap領域)不足のため、
- ./src/linear_algebra/bigint_matrix.cc
はコンパイルできなかったので、このファイルのみを他のパソコン(LOOX TX9/80W)上でコンパイルした。
今回PC110でbuildできたアプリケーションは、以下の通りである。
- LiDIA-2.1.3(linear_algebra/bigint_matrix.ccのみクロスコンパイル)
- ecm-6.0.1
[2005.07.06追記]
mwrank(Jan 2005)をbuildした。ただし、mrank1.cc, compproc.ccはメモリ不足のため、LOOX T9/80W上でクロスコンパイルした。
Last Update: 2005.07.09 |
H.Nakao |