Neukirch's Book: Algebraic Number Theory
J.Neukirch"代数的整数論"を眺める[2004.02.11]
2003年12月に購入したJ.Neukirchの"代数的整数論"[1]を少し眺めてみる。
帯の宣伝文によると、整数環、イデアル類群、付値などから始まり、類体論(一般/局所/大域)、代数体のRiemann-Roch理論、ζ関数とL関数までを網羅した教科書である。
あまりに厚く(588ページ)て重いので、通勤電車の中で読めないのが難点である。
誤植または翻訳が分かり辛い部分を少し見つけたので、忘れないように記録しておく。
- (p17, 23行)
(誤) aを割る整数a ∈ OK
(正) aで割り切れる整数a ∈ OK
- (p436, 7行)
(誤) Z(s)=π-s/2Γ(1/2)ζ(s)は、s=0で
(正) Z(s)=π-s/2Γ(s/2)ζ(s)は、s=0で
参考文献
- [1]J\"urgen Neukirch(著), 足立 恒雄(監修), 梅垣 敦紀(訳), "代数的整数論", シュプリンガー・フェアラーク東京, 2003, ISBN4-431-70901-0, {7500円}.
Last Update: 2005,06.12 |
H.Nakao |