- FDを2枚用意する。
Windows上では、FAT 1.44MBでformatした後、rawrite.exeまたはrawrite32.exeで、それぞれboot1.fs, boot2.fsを書き込む。
NetBSD上では、ddを使うこと。
- boot1.fs FDで起動する。boot2.fs FDに交換するようにメッセージが表示されたら、boot2.fs FDに交換して、キーを押す。
- インストーラ(/sysinst)が起動する。
いつの間にか、背景色が青に変わっていた(1.5.2では、背景色は黒)。
インストール先のHDD(ここでは、sd1とする)に、/etc.oldが残っている場合は、"e: Utility menu"を選択して、HDDをmountし、etc.oldを削除するか、または、別の名前に変更する。
# mount /dev/sd1a /mnt
# cd /mnt
# mv etc.old etc.org
# cd /
# umount
# exit
- メニューより"b: Upgrade NetBSD on a hard disk"を選択する。
インストール先のHDD(ここでは、sd1)を指定する。
- Bootblocks Selectionでは、"a: Use normal bootblocks"を選択する。
- Select your distributionでは、"b: Custom installation"を選択する。
- Selection toggles inclusionでは、"i: Gemes"を外す。
インストールセットの選択が終了したら、"x: Exit"を選択する。
- ファイル展開時に、ファイル名を表示するかどうか聞いて来るので、"b: Yes"を選択する。
- インストールセットの場所を聞いて来るので、"f: local dir"を選択する。
Change ?で、"a: directory"を選択する。
ディレクトリ名を聞いて来るので、"/mnt/home/his/NetBSD-1.6/i386/binary/sets"を入力する。バイナリファイルが展開される。
- 展開が完了すると、続けるかと聞いてくるので、"a: ok"を選択する。
deviceファイルを作成する。
- インストールが完了し、rc.confのrc_configured=NOをYESに変更するように注意してくれる。続けるかと聞いてくるので、"a: ok"を選択する。
- メニューから、"x: Exit Install System"を選択する。
インストーラを終了する。
- sedを使って、rc.confを変更する。
# mount /dev/sd1a /mnt
# cd /mnt/etc
# sed -e 's/rc_configured=NO/rc_configured=YES/g' <rc.conf >rc.conf.new
# more rc.conf.new
# mv rc.conf rc.conf.org
# mv rc.conf.new rc.conf
- /etc.old/ifconfig.ex0をコピーする。
# cp ../etc.old/ifconfig.ex0 .
- /mntをumountする。FDを抜いて、再起動する。
# cd /
# umount /mnt
# sync;sync;sync;shutdown -r now
- 起動時にboot device, dumps(swap), file systemを聞いて来るので、それぞれsd1a, sd1b, ffsを入力する。
- login:でユーザ名root、パスワードなしでログインする。
- bash(従来のバイナリ)を起動する。環境変数EDITORを設定する。
# /usr/gnu/bin/bash
# export EDITOR=/usr/gnu/bin/mule
- /etc.old以下のファイルを参考にして、/etc以下のファイルを編集する。
hosts
shells
group
sudoers
rc.conf
rc.local
rc.shutdown.local
ld.so.conf
man.conf
ntp.conf
inetd.conf
wscons.conf
ttys
- /etc/localtimeのsymbolic link先を変更する。日付と時計を合わせる。
# cd /etc
# ln -fs /usr/share/zoneinfo/Japan localtime
# date MMDDhhmm.ss
- rootのパスワードを設定する。ユーザrootの.bashrc,.profileを編集する。
ユーザ情報を/etc.old/master.passwdより引き継ぐ。
# passwd root
# /usr/gnu/bin/mule /root/.bashrc
# /usr/gnu/bin/mule /root/.profile
# vipw
- ソースファイルを展開する。
# cd /
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/syssrc.tgz
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/src.tgz
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/gnusrc.tgz
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/sharesrc.tgz
# cd /usr/src
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/xsrc.tgz
# tar zxf /home/his/NetBSD-1.6/source/pkgsrc.tgz
- kernelのconfigファイルGENERICを元にして、JAGUARを編集する。
# cd /sys/arch/conf
# cp GENERIC JAGUAR
# /usr/gnu/bin/mule JAGUAR
- kernelをconfigする。kernelをbuildする。
# config JAGUAR
# cd ../compile/JAGUAR
# make depend
# make
- kernelを置き換える。
# chmod 444 netbsd
# mv /netbsd /netbsd.old
# cp netbsd /netbsd
- /grub/menu.lstを編集する。
# /usr/gnu/bin/mule /grub/menu.lst
- NetBSDを再起動する。
# sync;sync;sync;shutdown -r now
- 一般ユーザでログインする。
以下、XFree86-4.2.0を設定する。
rootになる。時計を合わせる。XF86Config.newを作成する。
$ sudo bash
# date hhmm.ss
# XFree86 -xf86config XF86Config.new
- XF86Config.newを編集する。/etc/XF86Configにコピーする。一般ユーザに戻る。
# mule XF86Config.new
# cp XF86Config.new /etc/XF86Config
# exit
- .xinitrcを編集する。
$ mule .xinitrc
- xinitでXを起動する。
$ xinit
- ktermを起動する。
$ kterm &
- kterm上でmuleを起動して、日本語が表示されることを確認する。
$ mule -nw