JANT16
JANT第16回研究集会に行く[2006.12.02]
電気通信大学で開催された第16回JANT研究集会に参加した。
今回の講演では、九州大学数理学府)野崎氏の"SL(2,Z)に関するアイゼンシュタイン級数の零点の性質"が興味を引いた。
SL(2,Z)に関する重さk(kは4以上の偶数)のEisenstein級数の零点は全て基本領域内の単位円(|z|=1)上の-1/2 < Re(z) < 0の部分に並ぶことが既に分かっているが、今回、重さk+12のEisenstein級数の各零点の間にちょうど1つづつ入ることが証明された[1]。
類似のものも含めて、いくつかの計算例を図示したもの見せられると、なんとも不思議である。
研究集会の後、有志による宴会にも参加した。
野崎氏に、Zaurus SL-C3000上で、このページにある120-cellの画像を見せたところ、見覚えがあるとのこと。
このような極めてマイナーなWebページの読者がいたことに少しうれしくなった。
次回は3/4(土)または3/4(日)のどちらかで、名古屋大学で開催される予定である。
残念であるが、出席できそうにない。
参考文献
- [1]Hiroshi Nozaki, "A certain property of the zeros of Eisenstein series for SL(2,Z)", 2000, p1-9.
Last Update: 2006.12.30 |
H.Nakao |