HP200LX
HP200LX[2002.03.10]
1台のHP200LXをいつも持ち歩いている。
主に、スケジュールを管理し、パソコン通信@niftyの電子会議室のログ読み、PocketQuickenで小遣い帳を付け、各種資料の格納に使っている。
SunDiskの48MB Flashメモリカードに、様々なデータを格納している。
既にメーカHewlett-Packardでは製造中止しているが、修理は受け付けているようだ。
液晶の表示画面に横線が入るようになったり、本体の外側にひびが入ったり割れたりして、修理したことも数回ある。
当然ながら、修理中は別の予備機を使用した。
代わりになるマシンも欲しいのだが、現在のところ適当なものがないので、このまま壊れるまで使うことになるだろう。
1995年12月20日に青山学院大学で行なわれたGuy Steele Jr.の講演[7]後の宴会席で、HP200LX上のdviout(CGA対応したもの)で"Revised^4 Report on the Algorithmic Language Scheme"を表示して、その論文の著者の一人であるGuy Steele Jr.自身に見せたこともある。
各種サイズのフォントを用意しておけば、dviファイルを(美しさにはやや欠けるが)表示できるので、便利である。
単3NiMH電池2本で約1週間以上使用でき、いざとなれば、コンビニでアルカリ単3電池を購入できるので、使いやすい。
ある意味で究極のMS-DOSマシンである。
現在の技術を持ってすれば、もっと素晴らしい製品も作成できそうなものだが、代わりになるものがないことが残念である。
参考文献
- [1]FMODEM携帯端末研究会, "HP 100LX徹底活用ブック", ビー・エヌ・エヌ, 1994(第2版), ISBN4-89369-286-0, {2427円}.
- [2]AKIプ, カヅヒ, "HANDS-ON! HP100LXクロックアップの巻き", PC WAVE, 1994/9, p33-39, "HP100LXの倍速改造の記事".
- [3]関谷 博之, 濱田 宏貴, "HP 100LX/200LX BIBLE", ソフトバンク, 1995(2刷), ISBN4-89052-644-7, {3107円}.
- [4]関谷 博之, 濱田 宏貴, "HP 200LX SOFTWARE BIBLE", ソフトバンク, 1996, ISBN4-89052-911-X, {2718円}.
- [5]関谷 博之, 濱田 宏貴, "HP 200LX HARDWARE BIBLE", ソフトバンク, 1997(3刷), ISBN4-7973-0295, {2800円}.
- [6]関谷 博之, "HP 200LX INTERNET BIBLE", ソフトバンク, 1999(3刷), ISBN4-7973-0830-3, {2500円}.
- [7]Guy L. Steele Jr., 井田 昌之, "Scheme: Past, Present and Future", 青山学院大学附属情報科学研究センター, CRL Technical Report No.95-009.
Last Update: 2005.06.12 |
H.Nakao |