Audio Equipment
オーディオ趣味の行方[2019.08.30]
これまで、趣味としてのオーディオ・ビジュアル機器にそれなりの金額を費やしてきたが、現状の機器に満足できているかを、振り返ってみる。
CD/SACDの再生については、現在のCDプレーヤー・アンプ・スピーカーにほぼ満足している。
CDは数百枚所有しているが、SACDは"Carpenters The Singles 1969-1973"の1枚しか所有していない。
DVD-AudioおよびBD-Audioのタイトルも1枚くらいはあっても良いが、まだ所有していない。
CDは新品(主に輸入盤)と中古品を含めて、まだ収集中である。
音楽ソースはCDで十分であるし、それを超えるフォーマットはあっても良いが、現在の機器では、瞬時に認識できるほどの明確な違いは無いように思える。
また、1985年頃と比較して、国内オーディオメーカーの数も減って、単品コンポーネントの価格もかなり上昇(感覚的には、1985年頃の2倍以上)しているので、現在より高価な機器を購入するのは難しい。
例えば、仮に現在50万円のオーディオアンプを購入しようとしても、1985年頃の25万円のアンプ相当のグレードに感じる。
C/Pの良い中級品は既に過去のものとなり、国内デーディオメーカーでは、極端な高価格品(平均年収では事実上購入不可能なもの)と安価なもの(限界までコストダウンして、仕様を割り切ったもの)の2極化が進行してしまった。
趣味とはいえ、実際に50万円以上をオーディオアンプ1台に注ぎ込むことは、金額的に無理がある。
今後は、機器が故障して修理不能になったら、もっと安価な機器にダウングレードする可能性が高い。
高価なハードウェアに注ぎ込むよりも、CDを中心としたソフトウェアに注ぎ込んだ方がC/Pが良いと考えている。
アナログレコード再生については少し興味はあるが、アナログレコードを所有していないし、プレーヤーやカートリッジにコストが掛りすぎるので、手を出さないつもりである。
ビジュアル機器については、4Kディスプレイまで導入しているが、4Kチューナーは所有していないし、4K映像ソフトも所有していない。
現在の機器では、DVDとBDの画質の違いは認識できるが、BDソフトで十分過ぎる画質・音質であると思う。
中古のBDソフトを収集中であるが、いずれ新フォーマットに代わる可能性が高い。
最近のBlue-RAY/HDDレコーダーは、アナログ音声出力も、同軸/光デジタル出力も付かなくなった。
これでば、映像/音声はHDMI出力のみとなり、オーディオアンプと直接接続することができない。
かといって、HDMI入力を持ったAVアンプを購入する気はしない。
現在所有している機器(Sony BDZ-AX2000, Panasonic DMR-UBZ1)をできるだけ長く利用するしか手が無い。
総合すると、現状の機器で音質・画質ともに不満は無い。
基本的に機器の入れ替えはせず、ソフト(CD/BD)の収集に注力する。
修理不能な故障が発生した場合でも、現状よりも高価な機器は購入せず、より安価な機器にダウングレードする。
国内のオーディオ市場は縮小する一方なので、回復する見通しは全く立たないように見える。
Last Update: 2019.11.03 |
H.Nakao |